なっつゴト。

50代のささやかな日常

美容院の替え時

かれこれ5,6年通っている美容院がある。

 

電車に乗ってまでわざわざ通うのは

気に入っているからである。

 

はずだった。

 

のに。

 

最近なんかマンネリなのである。

最初の頃切ってもらったときのような感動がない。

 

私は大きいサロンがきらいだ。

担当スタイリストの下にアシスタントがつき、

指名はしても切るだけで

あとは全部アシ任せ。

 

人気スタイリストは

何人も同時進行しているから

一工程終わるごとに待たされる。

後ろやそばをひっきりなしに人が通る。

頼まなければ替えてくれない読み終わったままの雑誌。

シャンプーしてそのまま、いい加減冷えてくる頭。

疲れる。

 

そんな思いを大手有名チェーンで何回かして懲り、今の小さいサロンに行き着いた。

椅子わずか5、スタイリスト2、アシスタント3。

 

非常に目が届く。

雑誌を替えて、と頼まなくても次が来る。

コーヒーの好み、シャンプーの力加減まで把握しててくれる。

 

スタイリストは男性が好きだ。

でも、いかにも…な

「女の心理なんて全部わかってるぜ」的な

ギラギラしてるのも苦手だし、

イケメンすぎるのも居心地が悪い。

 

ほど良かった。

年齢的にもこっちが気を使うほど若くなく

ギラギラもイケメン過ぎもなく。(失礼)

 

何より仕上がりの満足度が高かった。

生えぐせを熟知し、そのなかでのスタイル作り。

2ヶ月は持つカット。

 

仕上がりを褒められることも多かったし

帰ってからの扱いも楽だった。

なにより押し売りがない。

スタイリング剤とか、追加メニューとか。

一度いいスプレーないか聞いたとき、

「ケープいいですよ」

花王の?)

「うちでも使いたいくらいですよ笑

さすがに美容院だから使えないけど」

(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…

なんていい人なんだ。

 

なのに。

 

思い切って違うところに行ってみることにした。

もしも戻る時には「コロナだから仕方なく近所で済ませてましたー笑」

って言えばいいじゃん。

 

1軒目のチャレンジ。代官山。

人気No.1の女性スタイリストらしい。

まあまあだ。

 

でも。

この店のシャンプー台が無理だ。

首が痛いーーー

あり得ない。

今どきフルフラットじゃないなんて。

 

 

2軒目のチャレンジ。銀座。

今までのところから数分。

前を通ってしまう。

ごめんね。

彼氏がいるのに男友達と二人でご飯食べに行く気分だ。(例え)

 

店長を指名してみた。

おっと、写真より実物はなかなかのギラギラだ。

でも、許容範囲かな。

 

ここのヘッドスパが神だった。

整体師が監修しているらしい。

なるほど。

これはババアにはポイント高い。

 

コーヒーもおいしい。(食べ物に弱い)

アテンドさんの案内が素晴らしい、うちの店にスカウトしたい(ダメです)

同じビルのテナントにエンリケのすし屋が入っている。

いつか会えるかもしれない。(YouTube見てる)

 

カットの仕上がりは満足だった。

自分でセットするのも、ほぼ美容院と同じスタイルになる。

 

少し通ってみようかな?

 

ケープ推しスタイリスト←さんも

よかったけど…

 

女と美容院って

なんでこんなにめんどくさいんだろうね。

 

長年やってもらってた美容師さんが

独立したからと、

わざわざ2時間くらいかけて通ってるやつもいたな

遠くなったからなかなか行けなくて、と

いつも半端に伸びた髪と分け目の白髪目立ってたけど

それってどうなん?

って思って見てたっけ。

 

女にとって

美容院と化粧ポーチを替えるタイミングは

本当に難しい。